無職は本来、朝に寝て夕方に起きるものと相場は決まっている。
仕事という社会人の行う行為から逸脱した存在なのだから社会の目、太陽の光から逃げるように寝てしまうのだ。
それは私も例外ではない。

毎日朝に寝て、夕方に起きるのだが8月3日は違っていた。

そう、向日町周年記念「平安賞」の決勝戦が行われる日であるからだ。


その日、私は事前に仕込んでおいた目覚ましよりも早く起きて外出するために服を着た。
そしてまずは、自転車で道頓堀にある場外車券売場サテライト大阪へと向かった。

ブログには書いてないが、向日町周年記念の前に行われていた函館周年記念から連日、自転車で運動がてらサテライトへ行っていたので平安賞3日目に当てた車券の払い戻しに行くのである。

サテライトに到着し、払い戻しを受けている時に小松島競輪場の中継が流れてきた。
画面を見るとバケツをひっくり返したかのような土砂降りの大雨で、前日に高知競馬が大雨で中止になった情報があったので、四国は凄いことになっているんだなと思いながら私は、今日は大儲けしようと企む猛者達とは違って反対方向の出口へと脱兎のごとく掛け抜けて行きサテライトを後にした…



そして辿り着いたのが京都向日町競輪場である。
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この日は地元で一番大きい大会なので最寄り駅の東向日駅でも告知の横断幕などが設置されて華やかになっていたので、私は少し日和ってしまったが、無料送迎バスに乗るといつもと同じような限界集落びっくりの乗客ばかりだったのでホッと胸を撫で下ろした。

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入場門をくぐり抜けてスタンドに出ると丁度、運良く決勝戦メンバーの選手紹介が行われていた。

観客は皆、各々に自分の期待する選手に声援を送っていた。
中でも一番声援が大きかったのが地元のSS班村上義弘である。

3ヶ月振りの実戦でも結果を残して決勝戦まで上がってくるのだから、これが地元を背負う力なのかと思いながらインタビューを見たのであった。


割愛しておこう。
7レースから参戦してすべて外した。
俗にいうオケラである。
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12レースも7番村上から買おうとしていた車券が締めきりで間に合わずに抑えの2番石井の券だけは買えたのであった。
マークシートを入れる順番を上下違っていたら良かったのだが、まあそれは後の祭りである。


 
レース的には近畿勢の9松岡1稲垣7村上の2弾ロケットが成功して村上が1着、2着に稲垣と京都ワンツーフィニッシュで幕を閉じたのであった。
 


このままでは終われないと思った私は、京都から大阪に戻り、 ボートピア梅田へと向かった。
競艇残業である。

競艇残業も割愛しておくとちょこちょこと負けを取り戻して、住之江12レースの1-6-3 5,290円を当てて+540円まで漕ぎ着けたのであった。

1日通してトントンの成績になって意気揚々と帰りたかったのだが、朝に見た小松島のレース映像の如くの雨が降りしきる天気になっていたのだが意気揚々と私は雨に打たれながらボートピアを後にして岐路に着いたのであった。

購入金額 約9,900円 払戻金額 10,440円 +540円