「参ったなぁ…」
そう言いながら僕はLINEに書かれた集合時間を目にする。
毎度のごとく、自分自身の先の見通しのなさに年末の忙しさも相まって新幹線の中で苛立ちを抑えきれないでいた。
時間は17時…集合が19時なのだが、どんなに頑張っても今いる京都から東京の街に行くのは到底無理な話である。
すみません。遅れます。と返信をして僕は座席を倒して一息ついた…
DSC_2523
年の瀬の12月29日に大井で東京大賞典。30日に静岡で競輪グランプリが行われる。
僕自身、28日朝に仕事納めとなり、そこから2日休みが出来たので思い切って関東に前日入りしてこの2つのビッグレースを観戦しに行こうと作戦を練っていた。
そして、当日までに色々と約束をしていたのだが、早速出る時間が遅くなり2時間前だが遅刻が確定となった訳である。


「参ったなぁ…」
またそう口に出した…外を見ると一面の雪景色である。そう言えば28日から大寒波がやってくるというのをニュースで見た。
外は寒くてもこの遠征で僕自身、僕の財布が暖かければ何とか耐えれるであろうと思いながら新幹線は東へと進んでいったのであった…








その日の飲み会は有意義なものであった。
割愛するが、来年のギャンブルの抱負をお互いに話、来年こそはギャンブルに勝利するとの事だったが、この目標がいつも達成されないのはギャンブラーのサガであろう。
そうして次の日、東京大賞典の当日に大井競馬場へと赴いたのである。
DSC_2529
実に1年半以上前に行って感じた大井競馬場の空気は師走の空気にガラリと変わっており、人が多く大変活気に溢れていた。
DSC_2531
昼過ぎの時点でコレである。

初めて大井競馬場の門をくぐってから1年半以上前…その時とは圧倒的な違いに戸惑うばかりである。

人の波に揉まれながらも東京大賞典の馬券を購入する。

DSC_2538
13番ゴールドドリームからの流しで馬券を購入した。
年の瀬の最後のG1競走で夢を見せて欲しいとの気持ちで軸と3連単の1着付けで勝負である。



SnapCrab_NoName_2019-1-4_8-54-33_No-00

レースは5番オメガパフュームが外から13番ゴールドドリームと一緒に強襲しゴールした。
僕が買ったゴールドドリームは惜しくも2着と破れてしまったのだが馬券は3連複が的中。
しかし…12,500円購入したうちの2,500円(3連複2.5倍×1,000円)…年の瀬、平成最後の東京大賞典がしこりの残るマイナス10,000円のトリガミ結果となった…


広告